スズキアルトのインパネ3種黒に塗装してみよう

所長

スズキアルト(ど☆ノーマル)の内装がイケてない事は、この宇宙が始まって以来変わらぬ事実だという認識でよろしいでしょうか?

確か古事記にもそう書いてあっ…たような気がします。

「黒なら黒」「白なら白」で統一してくれれば良いものを、わざわざ全体黒の配色に対してインパネと手すりの部分だけが白になっているのは、何かの嫌がらせに違いありません。
ねぇぽんきちくん、どうしようか?

ぽんきちくん

塗ればいいじゃん。

米子力GARAGE

本記事で取り扱う内容は、機械の正常な動作や作業の安全性を保障するものではありません。
あくまで参考程度に留めていただくようお願いします。

もくじ

対象部品はこちらの3つ。
左から、

助手席エアバッグパネル
オーディオガーニッシュ
メーターフード

です。
そして作業の流れはおおむね以下のようになります。

1. オーディオガーニッシュを外す      
2. メーターフードを外す          
3. エアバッグパネルを外す         
3-1. 電源の遮断(自己責任)     
3-2. グローヴボックスの蓋を外す   
3-3. エアバッグのボルトを外す    
3-4. エアバッグをひっぱり出す    
3-5. エアバッグから化粧パネルを外す 
4. 塗装                  
5. 復元                  

1.オーディオガーニッシュの取り外し

作業の起点となるオーディオガーニッシュの外し方は、タコメーターを取り付けた回で軽く触れていますので、詳しくはそちらを参照のこと。

作業の起点になる事が多いので、毎回書くのがめんどくさいんスよ。

2.メーターフードの取り外し

すみません、写真が残っていません。

オーディオガーニッシュが外れたら、そこを取っかかりにしてわりと直感的に進めることができたような気がしますので、詳細は端折ります。

3.エアバッグパネルの取り外し

問題はエアバッグパネル、今回最も重要な所です。
間違いなく予備知識なし、ぶっつけ本番で作業を進める事は出来ない危険作業です。
死亡事故につながる可能性が決して低くはありませんので、私のような素人が手を出すべきではありませんでした。
いま改めて思い出すと冷や汗が出てきます。

本当におすすめはしませんが、取り外しまでの工順と大雑把なイメージを載せておきます。

スズキアルトのエアバッグ取り外し

それでは少しだけ細かく見て行きましょうか。

3-1.電源の遮断

バッテリー⊖を外すのは定常作業。
この作業では特にエアバッグの誤作動を避けるためヒューズを抜いて、電池が放電するまで15分ぐらい間を開けてから作業開始する必要があります。
エアバッグのECUにつながるヒューズは「A/B」

3-2.グローヴボックスの蓋を外す

車種によって難易度が乱高下しますが、スズキアルトは楽勝!
猫の手の様になっているフックを持ち上げるだけで外れます。

3-3.エアバッグのボルトを外す

助手席側の足元に仰向けになって寝そべり、3-2.で開けたグローブボックスの穴を覗き込むと、ボルトが2本見えますのでそれを外します。
当然の事ながらとんでもなく固いので、レンチにパイプを噛ませて全力で回します。
助手席の床に仰向けの姿勢で作業していますので、レンチが抜けて顔に落ちてくるととても痛いはずです。
気を付けましょう。

3-4.エアバッグを引っこぬく

線長にそれほど余裕はありません。
勢いよく引っ張り出すと配線が切れてしまいますので、ゆっくり引き出します。

もしかするとボルトを外す工程のあたりで配線のカプラーにリーチできていたのかもしれませんが、その時は気づきませんでしたし、もう二度とやる気もないので真相はわかりません…

3-4.エアバッグ本体から化粧パネルを外す

こちらの写真でチラッと見えているとおり、化粧パネルは上下3つずつ、計6個のツメに引っかかっています。
外し方については、kobanさんの記事を参考にさせて頂きました。
肝心のパネル部分を取り外す段に関しては、
覆面レスラーのマスクを剥ぐような感じ
だそうです。

ええと確か…、
自分の右手にマグネットパワー⊕⚡
タッグパートナーの右手にマグネットパワー⊖⚡
を発生させて、それらの引き合う力を利用してラリアットを交差させる荒技!


ぽんきちくん

ねぇ、もういいですか?

念のため喪服の準備をしてたんですけど要らなかったっぽいですね。
⇧真顔

各パネルを取り外した後の様子は以下のようになります。
逆光の強い残念写真ですけど、所長はもう二度とやる気がないそうなのでこれ一枚っきりです。

4.塗装

ここでようやく、冒頭の写真になる訳です。

今回は、周りの部品と肌目を合わせるので、ユズ肌(?)を取ったり、足を付けたりしません。

 脱脂
⇨バンパープライマーを薄目に吹いて
⇨塗装(ソフト99ボデーペンのつや消し黒)
⇨乾燥
⇨塗装に戻って5回ぐらい繰り返し

以上です。
なんとこの部分、足付けをしていないにもかかわらず、5年以上が経過した令和6年現在も塗膜は健在!

このインパネ3種がなにを素材にしているのかわかりませんが、アクリル樹脂塗料の食いつきが非常に良いと感じました。

5.復元

よく乾燥させてから各パネルをポコポコはめ込んでいきます。

念のためエアバッグの所は、もういちど神に祈ってから作業を行いました。
完成。

ぽんきちくん

今回の作業以外にも、エアコンルーバーを塗装したりカーステを換装したりなど、初期状態のダッサイ要素をひとつひとつ改良していったっていう道のりがあります。

…長かったですけど、ようやく許容できる範囲って感じですよね。

ほんとはラパンみたいな白系の配色にしてほしかったんだけど、基調が黒だったのでまぁ仕方がありません。
お疲れさまでした。

おしまい。

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